上眼瞼のたるみ
まぶたのたるみを取り除き、すっきりと若々しい目元へ…
「最近、二重の幅が狭くなった」、「目尻が下がってきた」そう感じることはありませんか?上まぶたのたるみが目立ってくると、皮膚が垂れ下がり、目が小さく見え、二重の幅も狭くなります。また、目が疲れやすくなり、まぶたが重く感じます。上まぶたのたるみを取り除くことで、目元がすっきりとし、若々しい目元へと導きます。
上まぶたのたるみ取りは大きく分けて2つの方法があります。たるみの症状・程度に応じて適切な治療法をご提案します。
自然な目元の印象を損なわずに、眉の下からたるみを改善
眉毛下でたるんだ皮膚を切除する上眼瞼リフト術は、眉毛下の厚ぼったい皮膚を取り除き、まつげ付近の薄い皮膚を上方に引き上げるため、とても自然な仕上がりを叶えます。傷あとも眉と一体化するので目立ちません。他人がよく見る部分は、眉ではなく瞳。その瞳を華やかに飾るまつ毛や二重が復活するので、とてもナチュラルです。
上眼瞼の皮膚の弛みをリフト術によって引き上げれば、20年前のまぶたが蘇ります
現代は、超高齢化社会。40〜50代で一度この手術を受けても、70才前後でもう一度、同じ手術を受ける方も少なくありません。リフト術であれば、何の問題もなく、繰り返し受けることが出来ます。一方、重瞼部での皮膚切除は、繰り返し行うことによって(特に開瞼機能の低下した高齢者は)眼瞼下垂症を招いてしまう確率が高くなるのです。従って、長期的なまぶたの健康も視野に入れた治療法としては、リフト術を推奨しています。
重く垂れ下がった皮膚を取り除き、イキイキと若々しい目元へ
年齢を重ねるにつれ、垂れ下がって重くのしかかった皮膚を重瞼線(二重のライン)の直上で切除します。また、皮膚のたるみと取りと同時に二重にすることも可能です。しかし、二重の部分でたるんだ皮膚をたくさん取り除くと、厚ぼったい二重が作られてしまいます。なぜなら、二重の上下で皮膚の厚みに差が生じて、術前に比べて二重よりも上の皮膚が厚くなり、その皮膚が二重の上にかぶさってしまうからです。本来、二重はまぶたの中でも薄い部分で生じるもの。それが、厚ぼったい二重になることによって、違和感(不自然さ)を生じてしまい、いわゆる「いかにも美容手術で作られた二重」となりやすくなるので、皮膚質のタイプによっては不向きとなることがあります。
●上眼瞼リフト(眉毛下切開)
上眼瞼リフト術の成功の秘訣
それは、手術技術とデザイン力。そして、念入りな、術前のシミュレーション。眉の形、二重の形態、目尻の上がり方などを考慮して「しっかり引き上げる」「控えめに引き上げる」などの患者様のご要望に耳を傾けつつ、そこにプロとしてのアドバイスも行います。手術に際して、この行程を念入りに、時間を惜しむことなく行うことによって、術後のイメージを患者様と共有し、安心して手術を受けて頂いています。●上眼瞼除皺術
上眼瞼リフト | 上眼瞼除皺術 | |
術後の腫れ | 目立たない | 重瞼部が腫れるので、上眼瞼リフト術に比べると腫れが強調される |
仕上がりの ナチュラル度 |
眉毛に一致しているから目立たない | 切除量が多いと厚ぼったい二重になる |
手術の安全性 | 問題ない | 眼瞼下垂症を招きやすい |
上眼瞼の皮膚は睫毛側は薄く、眉毛側に行くほど厚くなります。特に上眼瞼のたるみが気になる方の多くは、比較的皮膚が厚いため、できるだけ厚い部分で皮膚を切除する方が喜ばれます。従って、重瞼部の皮膚を切除する除皺術よりも、上眼瞼リフト術の方が理にかなった治療法と言えます。重瞼部の皮膚を切除して、睫毛側の薄い皮膚と眉毛側の厚い皮膚が重なる部分で二重を作る除皺術に比べると、上眼瞼リフトでたるみを解消し、重瞼術は埋没法で行う方が、本来の薄い部分の皮膚で二重を作るため、より自然な印象のまぶたに仕上がります。術後の腫れも、重瞼部の皮膚を切除する除皺術は、術後、重瞼部が腫れるのに比べて、上眼瞼リフト術はまぶた全体が緩やかに腫れるだけなので、視覚的には上眼瞼リフト術の方が腫れは目立ちません。また、人の視線は眉にはほとんど向かず、瞳に向かう習性があるため、眉毛下縁に一致する傷は、眉と一体化しているため、他人に気づかれる心配がほとんどありません。特に当院の手術は、眉本来のカーブを自然な形で仕上げますので、傷跡が気にならないと大変好評を頂いております。
さらに、もしも20年後に再びたるみを取りたくなった時、上眼瞼リフト術なら何のリスクもなく同じように治療を行うことができます。一方、除雛術の場合は手術によって挙筋腱膜が瞼板から外れる(緩む)リスクがあり、繰り返し同じ手術を行うとそのリスクが一層高まります。従って、安全、確実、そして、自然な仕上がりを求めるのであれば(開瞼機能に異常がなく、たるみだけが問題の場合は)上眼瞼リフト術をお勧めします。